皆さんの会社は、どんな住宅会社ですか?
それはお客様に伝わっていますか?
もし、うまく伝わっていないと思うなら、ストーリーで語るのが有効です。
ストーリーを語ることで、説明したり、押し付けたりすることなく相手に伝えることができるからです。そして、ストーリーは統計結果などの単なる情報ではなく「感情」を表現することができるからです。
例えば・・・
「良いペンがあることを知る」と言うよりも、「おっ、こんな良いペンがあるのか」とセリフで言った方が分かりやすいと思いませんか?
「より良いペンだと気付く」と言うよりも、「こっちのペンのほうが自分の使っているものより良さそうだ」と感情を込めて言った方が分かりやすいと思いませんか?
これをストーリーに膨らませると分かりやすく、伝わりやすい文章になります。
「お施主様ストーリーを書きましょう」
「お施主様ストーリーは読みやすい」
「お施主様ストーリーは共感をうむ」
よく言われていることです。
ただ、ストーリーが効果的なのは、もちろんお施主様ストーリーだけではありません。
そこで、あなたが会社を創業したときの「創業ストーリー」を書くためのポイントをお伝えします。
創業者ではないという人でも「創業」を「今の仕事」「今の立場」と言い換えるだけで、同じようにストーリーができます。
1.時系列に、過去から現在、未来へと起きた事を書く
一つひとつの項目について、より具体的に書き出すのがポイントです。
まずは以下の7つの項目について書き出してみてください。
- 創業前どんな仕事をしていたのか
- その時に感じていたことや心の中の葛藤
- 創業しようと思ったキッカケ
- 一大決心したこと
- その時の苦労
- 自分がどう変わったか(気持ち、感情、行動など)
- 家づくりへの想い(お客様への想い)
昔を思い返してみると、いろいろと感じることもあったかもしれませんね。
2.肉付けできる情報を追加
例えば、
- ライバルの存在
- 自分はどんな人間か?
- 忘れられないお客様
についてです。
3.写真を合わせる
いま書き出したストーリーを、現実味のあるものとして伝えるために
- 昔の自分の写真
- 昔の仕事風景
などの写真を合わせていきます。
文章が苦手だという人でもこれらの項目について書き出し、文章を作っていくと立派な創業ストーリーが完成します。
この創業ストーリーが出来上がると、様々な場面で活用できるようになります。
- ホームページ
- ブログ
- Facebook
- 会社パンフレット
- POP等展示物
- チラシ
- 自己紹介シート
- 名刺
- DMに同封
また、他の社員が社長を紹介するときに創業ストーリーを載せたツールを使うのもいいです。より社長のことを伝えやすくなります。
その他にも、メールの署名に「●分で読める当社●●社長の創業物語」のようにテキストとURLを載せ、創業ストーリーが載っているHPへ誘導するという手段もあります。
さらに、最近ではインタビュー形式にして動画で社長の生い立ちを見てもらうケースもよくありますね。
これらはどこでも活用できると思います。
創業ストーリーはどんな場面でも使える万能なコンテンツです。使わない手はありません。
受け手は、物語のなかにある価値観や考え方に共感し、心を揺さぶられる。
あなたが主演の、超大作映画を作るつもりで創業ストーリーを作ってみてはいかがでしょうか。
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