先日、ある会社が主催するリフォームセミナーに参加してきました。リフォームを初めてする人向けの「これだけは知っておいてください」という内容です。
ホームページとメールだけの告知で参加者は私を含めて5名でした。
私以外の4名はおそらく60歳前後の方。夫婦で参加している人はおらず、4名とも別世帯の人でした。
セミナーでは、リフォームで失敗しないための注意点について話がありました。
柱や梁、壁は構造上、取れないものがあること。それに伴って、壁を外せない場合は廊下の幅を広げることができないことを説明されていました。
バリアフリーリフォームとして、将来的に、廊下に手摺をつけたり、車椅子で家の中を移動したりするケースに備えて十分に廊下の幅を取れるかどうかも考えないといけないという内容です。
でも、今回私が聞きたかったのはどんなリフォームセミナーをしているのか?ではなく、参加者がそれを聞いてどんな反応をするのか?でした。
きっと4名ともすでにセミナーに参加している様子で、「それは知ってますよ」という表情でうなずいていました。すでにある程度の知識があったと思われます。
その他にも、キッチンをアイランドにするなど水周りの位置を大きく変えるときは床下排水溝の勾配をつけるために床を上げる必要があり、天井が低くなってしまうことを説明されていました。
そして、自社で頼んでもらうためのフレーミングも忘れていません。
いま住んでいる家の中で、変えたい所、変えたくない所を家族全員で話し合って、その後に提案を受けたほうがいい、と他社にすぐに行かないように選択肢を消す手法をとっています。
そして、今後、提案を受ける際は、図面の縮尺を100分の1ではなく、50分の1で出してくれる会社を選ぶように説明されていました。
また、CADやVRを使って、リフォーム後のイメージをしっかり見せてくれる会社を選ぶように説明されていました。
このように自社がやっていて、他社がやっていないことを基準にして判断を導く手法。
かなり効果的ですが、自社分析・他社分析ができていないと成立できません。まだできていない方は自社分析・他社分析をやってみてください。
また機会があれば潜入捜査に行ってきます!
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