知らない美容室から届いた1枚の紙

先日、自宅のポストに
あるチラシが入っていました。

普通の人であれば
自分に興味の無いチラシは
即、ゴミ箱行きだと思います。

ただ僕は、
まったく興味のないチラシも含めて、
何か面白いキャッチコピーを
使っているチラシはないか。

面白い打ち出し方をしているチラシはないか。

基本的にすべてのチラシに目を通します。
(一種の職業病です)

まぁ、そうは言っても、
これまで自宅のポストに入る
大量のチラシを見てきましたが、

どこのチラシも大して変わりはありません。

いわゆるフツーのチラシです。

 

そんな中・・・

 

「おぉぉぉぉ!きたきた!」

と、久々に興奮したチラシが
投函されていたので、ご紹介しますね。

 

そのチラシとは、ある美容室のチラシです。

ちなみに、僕はすでに行きつけの美容室があり、
僕は一切興味がありません。

そんな中、
興味を引かれたものとは・・・

チラシに挟んであった
『1枚の手紙』でした。
しかも、手書きの。

この手紙は、A3のチラシを半分に折って、
その間に挟んでありました。

チラシだけでは伝えられない
“熱”や“想い”を
手書きの手紙で伝えています。

手紙の中で「まだ見ぬあなた様」と呼んでいるように、
新規のお客様を動かすために
出来る限りのことをしています。

内容もなかなか素晴らしい。

 

以下、手紙の全文です

初めまして、【店名】の【名前】です。 私が一番自信のある事は、カラーの知識!カットテクニック!パーマのスキル!・・・ではありません!! いえいえカラーやパーマ、カットに自信がないそんなわけではないですが、私が思うに美容師なら得意で当たり前で当然の事ですよね。 それを「私はカットは自信があります」とか「カラー、パーマはこだわっています」とか、私から言うと、ものすごく当たり前の事です。 なぜ?「美容師だからです」例えば、寿司職人さんが「寿司を握る事には自信があります」とか「ネタにはこだわっています」とか 言われる方が逆に大丈夫かと思ってしまいます。それって一流のプロなら当たり前ですよね。

初めまして、【店名】の【名前】です。私が一番自信のある事は、カラーの知識!カットテクニック!パーマのスキル!・・・ではありません!!いえいえカラーやパーマ、カットに自信がないそんなわけではないですが、私が思うに美容師なら得意で当たり前で当然の事ですよね。それを「私はカットは自信があります」とか「カラー、パーマはこだわっています」とか、私から言うと、ものすごく当たり前の事です。なぜ?「美容師だからです」例えば、寿司職人さんが「寿司を握る事には自信があります」とか「ネタにはこだわっています」とか言われる方が逆に大丈夫かと思ってしまいます。それって一流のプロなら当たり前ですよね。

私が美容師として、一人の人間として大切にしている事で少しばかり自信があるのは、お客様のお話を「聞く」という事です。それこそ?当たり前と思われました?実はこれが一番重要で、大切です。これを意外と軽く考えている美容室も・・・しかしお客様にとっては重要です。カットが得意でも、私のこうなりたいは無視で全然イメージと違う!とか私の悩みを聞いて理解していない、全然解決してくれないとか、感じた事ないですか?お悩みを「聞く」、なりたいイメージを「聞く」私たちの仕事はお客様の頭の中にある悩みやイメージを具現化する事がお仕事ですね。とするならば、お客様の悩みやなりたいイメージを丁寧に丁寧に「お聞きし」分かりやすく納得のいくように「お話し」させて頂く事が、私の「技術」を購入して頂く上で一番大切だと思っております。でもどうしても叶えられないスタイルや時間がかかる悩み解決なども丁寧に説明し理解して頂きます。ここが出来ない美容師さん意外と多いのでは。自分のイメージを押し付ける、難しい理論で納得させようとする!私はこんな事はしません。実はこんなエピソードがあります。

あるお客様に私【名前】が「今お悩み無いですか?」とお聞きすると、Aさんは「実は・・・今・・・」【名前】「ハイ!」Aさん「彼氏とケンカして落ち込んでるんですけど●●さん聞いてもらえますか」ワオ!!美容に関する悩みの事をお聞きしたのですが(汗)少し驚きましたが、今までお客様のためお客様のためと思い徹底して「聞く」事にこだわってきた事が報われた、そんな瞬間で凄くうれしかったです。私との良い信頼関係が無いとそういうプライベートのお悩みはご相談して頂けないと思います。お客様にそう教えて頂けたうれしい出来事でした。

まだ見ぬあなた様かもしれませんが一番話しやすい、相談しやすい「美容師」、私たち【店名】にぜひお悩みやなりたいイメージを話しに気軽に会いに来てください。美容のお悩みからプライベートのお悩みまで(笑)「お聞き」致します。まだ見ぬあなた様にお会いできる事を心からお待ちしております。ここまでお読み頂きありがとうございました。感謝!

【店名】オーナースタイリスト

ここまで

 

この長文を、すべて手書きで書いていました。
あっぱれです。

せっかくなので、
この手紙の文章を分解して
簡単に解説してみたいと思います。

 

■ オープニング(つかみ、興味づけ)

この手紙を読み進めるかどうか、
つかみの文章は重要です。

インパクトのあるキーワードや
常識をくつがえすような考え方などが
文頭にあるかないかで読み進めるかどうかが
決まります。

今回の事例で言うと、

「私が自信があるのは、
 カット、パーマの技術ではありません」

と書いてあり、
一見、当たり前だと思われていることを
否定することによって、

「えっ?違うの?じゃあ、何?」

という疑問を持たせることで、
“読み手の頭に引っ掛ける”ことが出来ています。

続きを読みたい(確認したい)という状態を
上手くつくり上げていますね。

 

■ コンテンツ(他社との差別化、有益な情報)

続いて、お客様が知らない情報や
役に立つ情報を伝えることで、
さらに読み進めさせることが出来ます。

今回の事例では、
一般的な美容師とプロの美容師との違いを
見極める視点を伝えています。

お客様の頭の中で「なるほど~」と思ってもらったうえで、
自分の想いや価値観を伝えています。

共感を得られていない状態で
自分の想いや価値観を伝えても、
ただの売り込みだと感じてしまう可能性がありますが、

共感している状態であれば
聞く体制になっているので、
自然とメッセージを受け入れてくれます。

 

■ テスティモニアル(証拠、お客様の声)

次には、言っている事を信じてもらうために、
第三者の声やお客様の声を使うと効果的です。

今回の事例では、
「実はこんなエピソードがあります」
と切り出して、

実際にあったお客様とのやり取りを伝えることで
証拠として使っているのと同時に、
「あぁ、こんな会話をするんだな」というイメージを
持ってもらうことが出来ます。

良いことばかり聞いていると
人は「言っている事は本当かな?」という
心理が働きます。

ただでさえ、ポスティングに入っている手紙なので
宣伝であるということを認識している状態です。

良いことを言うのは当たり前、という心理を
受け取り手が持っていると
常に想定しておくことが大切です。

疑心がある状態が続くと、
行動しない理由に大きく関わってきます。
それだけ、「証拠」は重要です。

 

■ 行動喚起

そして、最後に行動してもらうように促します。

ただ想いを伝えるだけでなく、
“具体的に”どうして欲しいのかを伝えることが重要です。

今回の事例でも、
「お会いできる事を心からお待ちしております」と
はっきりと伝えていますね。

意外にも、この最後の、
させたい行動について情報が載っていないケースは多いです。

何となく分かってくれるだろう。ではなく、
直接来てもらいたいのか、
事前予約してもらいたいのか、
連絡をもらいたいのか、

はっきりと伝えることがポイントです。

 

■ 署名

手紙の最後では、署名を忘れずに入れましょう。

署名があることで目を引くだけでなく、
信用度がアップする傾向にあります。

これはハンコ社会の日本では特に効果があります。

署名や印鑑がある文章は、
証明力の高い文書だと認識してもらいやすいからです。

言っている事が本当であるという効果や、
想いの強さをさらに高める意味でも、
署名や押印は非常に効果的です。

 

 

さて、このように文章を分解してみると
住宅購入を検討しているお客様向けにも
マネして活用できそうですよね。

手紙もただ書けばいいのではなく、
読ませる文章にすることが大切です。

そして・・・

さらに言うと、「広告をパクる」ときに、
文章そのままをパクるのではなく、
この「構成をパクる」のが重要です。

美容室のチラシだから真似できない

ではなく、

このように分解すると
ちょっと書き換えるだけで真似できますし、
説得力ある文章にすることが出来ます。

そういった目線で、
色々なチラシや広告を見て研究してみてください。

 
 

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