この質問に答えられる
小規模の地域工務店経営者は
意外と多くありません。
あなたはどうでしょうか?
答えられない人は、大体2つの理由のどちらかです。
1.そもそも年間予算(計画)を決めていない
2.決めているだけで意識が薄く覚えていない
このどちらかに当てはまる経営者は、
自社の数字に弱く、
1年でどれほどの売り上げ(利益)をあげなければならないか、
その進み具合は現状でどうなっているか
を知らないケースがほとんどです。
こんにちは、田中です。
中規模の地域工務店やビルダー、ハウスメーカー、
そして他業界の99%以上の企業が
会社規模の大小にかかわらず予算(計画)を決めています。
それはなぜか?
自分たちの到達するべき数字を明確にするためです。
この手の数字や計画は
銀行から融資を引き出すときには必ず作るものですが
経営者自らが作らなければいけません。
会社を成長・存続させるためには
達成計画をつくり、その計画と現実のギャップを認め、
『足りない部分を埋めるためにどんな策を練るか』
に尽きます。それ以外はありません。
計画を達成するためにどうするか
という思考にならなければいけません。
ただ目の前の仕事をこなすことに必死で
1年が経った結果、売り上げがいくらだった、利益がいくらだった。
これでは会社の成長・存続はありません。
売り上げ計画、利益計画だけではなく
人件費や宣伝広告費などのコスト(売り上げゼロでも必要な経費)
も算出して予算・計画を決めることが必要です。
それをやるからこそ、
社員の給与アップを検討したり意思決定したりできますし、
宣伝広告費などの経費をいくら使ってどれくらいの効果を出すのか
が明確になります。
事業そのものが戦略的になるはずです。
予算(計画)を決めていない方は
「今すぐ」決めてくださいね。
追伸
ちなみに、社員に認識させる「目標」は
予算(計画)の数字ではいけません。
目標>予算(計画)
となるように、上乗せした目標を与え、徹底することがコツです。
そうすれば、目標は達成できなかったけれど
予算(計画)は達成できる。
という状況を作ることができますよ。
追々伸
ここで決めた目標値を社員に通知し、
達成のために知恵と経験と潜在能力を引き出して
働いてもらわなければいけません。
そのために「伝え方」はかなり重要です。
納得して全力を出してもらうための伝え方
についてはまた別の機会にお伝えします。
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