地域工務店の戦略セミナーレポート vol.2

今回も引き続き、全国6都市にて開催した新建新聞社 代表取締役社長の三浦祐成氏による講演会についてお話します。

地域工務店は、本物しか生き残れない時代になる

本物の工務店とは、どんな工務店なのか? と言うとそれは正しく高く売れる工務店です。

高く売る価値のない住宅を高い価格で売るような、不正に高く売る工務店はもちろん淘汰されて選ばれなくなってしまいますよね。そして、正しく安く売る工務店(いわゆるローコスト住宅)は利益が残らず苦しい経営になりがちです。
やはり正しく高く売れる工務店が生き残る時代になりそうです。

ハウスメーカーの受注単価を見ても、8年連続で1棟あたりの金額は上がり続けています。

最大手のメーカーは、注文住宅の受注棟数は減らしていますが、受注単価は1棟あたり3700万円に上がっていますので充分な利益を残しています。

また、あるメーカーはUA値0.2の高性能住宅をアピールして平均2800万円の受注単価です。注文住宅の受注棟数1年間で12,000棟という数字は全国一位です。日本で一番マニアックな家が日本で一番売れているとも言えます。

また、ほぼ全国に店舗展開しているビルダーは1,500パターンのプランを武器に、分譲住宅のシェア50%を目指しています。これらのプランはデータベース化されていて、お客様の土地情報を入力すると自動的に土地にあうプランが出てくるようになっています。

 

前回もご紹介したように、野村総合研究所の調査では今後15年間で新築着工数が4割減るとされています。

出所:野村総合研究所

ハウスメーカーなどの競合の動きと、今後の縮小する住宅市場を踏まえたうえで、工務店はどうすれば会社を持続して生き残れるのか。

それは、本質を追求した家づくり良い会社になる力を身につけることだと三浦氏は語っていました。

流行を追うよりも本質を追求

流行り廃りがあるものを追い求めるよりも、人の感情(幸せ・愛情)や自然(太陽・季節・木)、快適さ・居心地・健康などの変化しないものを追及した家づくりが生き残りのポイントになります。

このような不変の要素を追求したものは、本質的で心地良い家づくりにつながるからです。いま家づくりをしている世代も、家族や絆を重視し、地元志向が強くなっています。

だからこそパッシブデザインの可能性が広がります。

その地域に暮らし、気候や風土を一番よく理解している地場工務店だからこそ提案できるのがパッシブデザイン住宅です。全国に支店展開し、人材の配置換えがあるハウスメーカーには提案できない住宅です。

 

『地域工務店にしかできないポジショニングと戦略』 のテーマで企画されたこの講演会。このテーマの答えはズバリ! 「パッシブデザイン住宅」 です。

パッシブ住宅はマニアックな家ではありません。地域の気候や風土を考えてプランニングするパッシブデザインは、家の住み心地や快適性を数字で示すことができる王道の住宅です。

講演会場では、参加した工務店様から「正しく高く売る」ことができるパッシブ住宅への現実的で実用的な質問が多く飛びかいました。

ぜひ、パッシブデザイン住宅でモノづくり感を前面に押し出して、工務店らしさを追求してください。

 

新築・注文住宅の受注・売上・利益を伸ばすなら株式会社ナック