6月19日、宅配最大手のヤマト運輸は配達員の労働環境を改善するため、時間帯指定サービスを一部変更し、実行しました。これは、取り扱い個数が激増してきた昨今の時代の流れが影響しています。
なかでも最も大きな影響を与えたのは“IT”です。
「ECサイト」という言葉が一般的になるほどモノがインターネットで売れる時代になっています。企業だけではなく個人もモノを売ることができる時代です。例え中古の服でも、壊れた家電製品でも、極端に言うと封を開けたチューインガムでも、誰もがインターネット上で売れる時代になっているのです。
だから宅配業者が扱う荷物量が激増し、配達員の仕事が追い付かないほど業務量が増えてしまったのです。
このITの波は住宅業界にも来ています。
そして今後、もしかすると
- 施工現場はドローンとインターネットで監理する
- VR(バーチャル・リアリティー)を駆使して住宅提案する
- 見学会に来場しなくても参加したのと同じ体験ができる
- お客様に資料請求してもらう小冊子は電子書籍でメールする
- 集客はWebで行い、AIを使ったシステムで購買意欲を高めていく
こんな時代が来るかもしれません。
さらに、
- 家の鍵はスマホで空けるので鍵が要らない家
- 家の中のすべての家電製品を動かしたり、光熱費の管理はスマホで行う
- 部屋の壁紙は超薄型電子パネルを使用して、毎日模様を変えられる
- お客様は年収や家の好みを入力すればオススメの住宅会社を推薦してくれるサイト
なども実現するかもしれません。
実際、エンドユーザーが年収やライフスタイル、好みのテイストなどを入力すると自分に合ったプランの提案を自動で受けられる上、住宅会社は初回の接客から基本情報を把握して商談できるシステムを提供しているコンサル会社もあるほどで、将来的にAIの導入も目指しているようです。
正直なところ、これらは今すぐ対応すべきものではありません。だからといって将来的に自分で全部勉強してすべての環境を整えていくのは難しい・・・というか、“無理”ですよね。
でも、このような時代が来たときに対応しないままでは一気に周りに置いてけぼりとなってしまいます。ときにはお金をかけてツールを揃えたり誰かと組んで効率化することも必要です。
しかし、自分が将来どうなりたいのか、社会の中でどんな存在でありたいのか、目標だけは絶対に見失ってはいけないのでご注意ください。
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