さて今日のテーマは、『メッセージの伝え方』 についてです。
集客レターやチラシなどの広告を出している方はその広告を通じて、広告を出していない方はこれから先に出す広告を通じて、お客さんに伝えたいことは何でしょうか?
- 「自社が建てた家を見てもらいたい」
- 「他社との違いを伝えたい」
- 「自社を好きになってもらいたい」
これらのことをお客さんに伝えたい気持ちはとても大切ですし、必要なことだと思います。
ただし・・・少し間違ってしまうと、お客さんに見向きもされない広告になってしまう可能性があるんです。
昔からよく、「広告はラブレターだ」 と言われることがあります。
お客さんに“ラブレター”を読んでもらう
↓
自社を好きになってもらう
↓
商品を購入してもらう
この流れに乗せるために、広告はラブレターのつもりで作れ。なんて言われることもありました。
しかし・・・ラブレターはラブレターでも、少し間違ったラブレターでは読んでもらえない時代になってきています。
ここで少し、甘酸っぱい青春時代を思い出してみましょう。ラブレターで伝えたいことは表現の違いは多少あるにせよ、大ザックリとまとめると 「好きです!付き合ってください!」 のような内容ですよね。
青春時代に、こう言われたならこれほど嬉しいことはありませんが(笑)
しかし、残念ながら住宅業界にこのラブレターを置き換えたときに、「私の建てた家を見てください!」 「他社との違いを知ってください!」 「自社のいいところをたくさん知ってください!」 このようなラブレターになっていると要注意です。
少し言い方が悪くなってしまうかもしれませんが、広告で伝えている内容が気付かぬうちに
独りよがりのメッセージになってしまっているケースがあるんです。
今のお客さんは、そんなラブレターは見向きもしてくれません。
なぜなら、ラブレターをもらい慣れている、つまり、浴びるように情報を得ているからです。
では、具体的に、広告を通じてお客さんにどのように伝えればいいのでしょうか。
それはズバリ! 伝え方を少し変えて、デートに誘うように伝えるということが効果的です。
いきなり、「付き合ってください!」 と言われるよりも、時間をかけてしっかりとコミュニケーションをとり、そのうえで見定めてください、と伝えたほうが 「Yes!」 の返事をもらいやすくなるのではないでしょうか。
ちなみに、デートの誘い方にもポイントがあります。ただ単に 「デートしてください!」 と伝えるのでは、独りよがりのメッセージになりかねません。先ほど例に挙げたラブレターと同じですね。
ですので、例えば、「美味しいパスタのお店があるんだけど、一緒にどう?」 というように、相手のメリットを伝えたうえで誘うと 「Yes!」 の返事をもらいやすくなります。
現場見学会に置き換えて言うと、ただ単に 「見学会に来てほしい!」 というメッセージではなく、しっかりとお客さんが参加するメリットを伝えることが大切です。
見学会へ参加するメリットとしては、
- ○○がわかる
- ○○が知れる
- ○○が聞ける
- ○○が見れる
- ○○が体感できる
というような伝え方がシンプルにお客さんに伝わりやすいと思います。
チラシ、集客レター等の広告を出すうえで、お客さんのメリットはとても大切です。
『広告はラブレター』 よりも、『広告はデートに誘うように』。
是非、参考にしてください。
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